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    2020/05/15
    豆知識

硬毛の特長とケア方法のコラム

1.髪質を知ることが大切

ヘアカラーがなかなか染まらない、パーマがかかりにくい、髪の毛の膨らみや広がりが気になる、イメージ通りの髪型にならないなど、そのお悩みの原因はもしかすると”髪質が硬い”という部分にあるかもしれません。しかし、髪質のせいだからということでアレンジなどを諦めてはいけません。髪質を理解した上で、自分の髪質に合わせたヘアケアをしていくことでヘアアレンジ時のストレスが軽減され、理想の髪質に近づくことができます。今回は「硬毛」についての特長やケアの方法についてお伝えします。

2.髪質が決まる要因とは?

まず、今の髪質が決まる要因は大きく2つに分かれています。 

2-1.親から引き継いだ遺伝(先天性)

先天性でくせや天然パーマは親の遺伝を引き継ぐ割合は全体の半数以上いるといわれています。くせや天然パーマをもっている方は、顕性(優性)の遺伝子を継いでいるからだといわれ、潜性(劣勢)の遺伝子より子供に遺伝する割合は高いといわれています。

2-2.生活習慣による髪質の変化(後天性)

日常生活の中での栄養の偏りや、生活習慣の乱れ、睡眠不足や加齢など様々なホルモンバランスの乱れが原因で髪質が変化することがあります。思春期の頃などは髪質が変わりやすいともいわれています。


つまり、今の悩んでいる髪質も日々のヘアサロンでのケアや生活習慣の見直しをすることによって理想の髪質へと導くことができます。



3.髪が硬い人の特長

3-1.こんなお悩みありませんか?

・髪のボリュームがおさまらない

・髪の毛を乾かさず寝ると寝癖がひどい

・ヘアアレンジなどで扱いづらい


髪の毛の内部や組織について知ることによって適切なケアや髪型を選ぶことができます。これから髪内部の仕組みについて説明したいと思います。

4.髪の内部について

髪は主にタンパク質を主成分とする3つの組織からできています。断面から見ると外側の層と中間の層、中心の層の3つに分かれています。その中でも髪の弾力を左右しているのが、「キューティクル」と呼ばれる箇所であり、毛髪の太さに関する部分が「コルテックス」と呼ばれる箇所です。

4-1.キューティクルについて

キューティクルは髪の毛の外側にある層で、透明で無色の鱗のように細胞が何層にも重なった組織でできています。

外部の刺激から内部を守る役割を持っていて、防御壁といえるキューティクルの層が厚いければ厚いほど髪質が硬くなってしまいます。更にキューティクルの重なりや枚数が多いとパーマ剤やカラー剤などの薬剤の浸透が悪くなってしまうため、硬毛の人はカラーの染まりやパーマのかかりが悪くなります。

4-2.コルテックス

中間の層にあたるのがコルテックスです。コルテックスという部分は毛髪全体の約80%を占めているといわれており、主に髪の毛の太さを決める組織となります。細長くて短い繊維からできており、量が多く含まれていると髪質が太く丈夫になり、枝毛になりにくいです。

5.髪質が硬くて太い人のメリットとデメリット

硬毛の方はキューティクルの層の重なりが多く、コルテックスの量が多いためデメリットばかりではないかと思う方もいらっしゃいますが、メリットもありますのでご安心ください。強みと弱みについて説明いたします。

5-1.硬毛のデメリット

硬毛の方は固くて太い髪質でキューティクルの層が厚いので、毛髪内部にカラーやパーマなどの薬剤が浸透しにくいです。そのため、柔かい毛や普通毛の人と比較すると薬剤の放置時間をより長くかける必要があります。そして、コルテックスの量が多いと、髪1本ずつが太いため広がりやすく、広がりのまとまりにくさを感じることがありますが、これからのケア次第で髪質を改善することは可能です。

5-2.硬毛のメリット

キューティクルの層が厚い分、ハリ・コシがしっかりしている髪という証拠になります。更に見た目上も艶が出ており、健康的で若々しく見えます。髪の芯部にもハリ・コシがあるため、薬剤によるケミカル処理による刺激やドライヤーの熱、紫外線ダメージ、冬の摩擦や静電気の刺激に強く、髪全体が傷みにくいです。また、コルテックスの量が多いので、他の毛量の方よりも理想のボリュームを作ることができます。

6.扱いやすい髪の毛に必要な成分について

まず、ハリ・コシがあり「健康的」といわれる髪の毛には、約80%のタンパク質や、約12%の水分、約5%の脂質など含めた微量元素で構成されています。これらのバランスが化学的、物理的な刺激などで崩されると髪のダメージに繋がってしまい、手触りが悪くなり、広がりが気になるなどの原因になります。


つまり、健康的で扱いやすい髪質にするためにはタンパク質や水分、脂質のバランスが整うことが第一に大切であるということがわかります。特に硬毛の場合は水分と脂質のバランスが崩れている場合が多く、これがごわつきに直結してしまいます。このバランスについてはシャンプーをはじめとするプロフェッショナルケアで補うことができます。

7.オイル配合でしなやかに

硬毛の方の中でも乾燥によってパサつきを感じる方は、髪の毛に油分が足りていません。オイル成分を導入ことによって髪に本来必要な油分を補い、艶やしなやかさを取り戻すことができます。

8.保湿成分で指通りの良い髪へ

ヘアカラーやパーマをおこなったことがある方は、髪全体に「ダメージホール」という穴が空いてしまっています。この「ダメージホール」が空いていると髪に必要な水分が流れ出てしまうため、くせや広がりを更に加速させてしまいます。ヘアサロンで取り扱っているシャンプーやトリートメントは市販の商品よりも保湿成分をより多く含んでおり、より髪に浸透しますので水分量が適切になることによって潤いがあり、手ぐしで指通りの良い髪に近づくことができます。


ご自宅でのヘアケアはもちろんですが、ヘアサロンで髪質に合ったシャンプーやトリートメントを使用することによってお悩みを解決することができます。

ヘアルーム和の毛質改善メニューは、本来の髪の毛を痛ませず傷んでる所を補修しながら改善するシステムになっておりますので理想の髪型をご提供いたします。


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